マンションの売却に役立つオープンルームとは

家を売却するときに、オープンルームを検討する方はどれくらいいるでしょうか？
オープンルームは、少しでも好条件で売るために効果的な手段のひとつだと言われています。
しかし、どのように開催したら良いのか、きちんと理解している方は決して多くありません。
そこで本記事では、オープンルームとは何なのか、成功のコツなどをご紹介しています。
興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

売却時におこなうオープンルームの目的とは

オープンルームとは、マンションを売却するときにチラシやインターネットなどを使って宣伝し、自由に部屋を見学してもらう方法のことを言います。
物件によってオープンハウスと呼ばれることもありますが、売却時には非常に役に立つでしょう。
ここでは、そんなオープンルームの特徴と目的について解説します。

特定の日に部屋を開放している

基本的に、オープンルームは決められた日に部屋を開放しています。
そのため、常に見学できるわけではありません。
また開催時にはチラシや看板が出ているので、近くを通った場合でも見学が可能です。
ただマンションによってはオートロックが付いているところもあるため、その場合はすぐに入ることはできません。
呼び出しや営業マンとの対応が必要になりますが、それ以外の物件は誰でも気軽に見学できるので利用しやすいでしょう。
オープンルームは手間がかかるぶん、冒頭でも述べたように売却時にはとても役に立ちます。
新築のモデルルームのようなものですから、すぐに買主を見つけたい方にはおすすめです。

集客方法とは

集客方法は、チラシやインターネットなどの広告をはじめ、エントランスや玄関前に看板を出したりさまざまです。
また、集客が多い曜日や時期を狙うケースも多いでしょう。
一般的に土日祝の週末は集客力が高いと言われています。
ですから、オープンルームを開催するならまず週末のいずれかを狙うと効果的です。

気軽に見学ができる

オープンルームは、開放している日ならいつでも見学が可能です。
また見学するのに書類や申請なども不要ですから、先ほども述べたように近くを通った方でも気軽に見学ができます。
引っ越しを検討している方や、実際その物件に興味がある方は、ぜひオープンルームをおこなってみてください。

売却時のオープンルームのメリットとは

オープンルームは、売却目的に用いられることがほとんどです。
実際、開催することで物件が売れやすくなるというメリットもありますから、売主にとってはありがたいでしょう。
ここでは、そんなオープンルームのメリットについてご紹介します。
また、失敗しないためにデメリットについてもご説明していますので、参考にしてみてください。

予約なしで見学できる

一番のメリットは、予約なしで誰でも見学ができることです。
とにかくすぐに買主を見つけたい場合、オープンルームのように不特定多数の方が見学できる方法は非常に集客力が高くなります。
繰り返しになりますが、ふらっと立ち寄ることも可能なので、気軽に見学できるのはやはり大きなメリットでしょう。
このように多くの方に見学してもらえることで集客以外に「購入者を増やす」「希望価格で売却できる」「早期売却が可能」などのメリットも得られるようになります。
また住んでいる状態で見学してもらうため、問題点を把握できたり入居したときのイメージがしやすいのも安心です。

その場で質問ができる

質問があった場合、そばにいる営業マンに聞けるので問題点もすぐに把握することができます。
また退去したあとだと気づきにくい点も、住んでいる状態だと比較的分かりやすいというメリットもあります。
万が一質問しにくい内容でも、簡単なアンケートを実施しているので安心です。
ですので、気になる点は遠慮なくどんどん質問するかアンケートに記入してくださいね。

不特定多数の方が見学できる

一方でデメリットもあります。
それは、「不特定多数の方が見学できる」という点です。
一見メリットになりそうなことですが、予約なしで誰でも見学できるということはデメリットにもなります。
場合によっては「家のものを盗まれた」「冷やかしのために来るお客さん」といったことも無きにしも非ずなので、開催する際は十分な対策が必要になるでしょう。
ちなみに、なかにはオープンルームをやってくれない不動産会社も存在します。
将来的にオープンルームをやりたいと考えている方は、契約を結ぶ前に聞いてみてください。
オープンルームは決して良いことばかりではないので、利用する際はきちんとマイナス点も理解しておきましょう。

売却時におこなうオープンルームを成功させる方法とは

これまでオープンルームの特徴や目的、メリット・デメリットについてご紹介してきました。
気軽に見学できる、早期売却が期待できるという点はとても魅力的ですが、開催したからといって必ずしもすべての方が成功するとは限りません。
そこでここでは、少しでも売却を成功させるための方法をご紹介します。
開催を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

効果的な開催日のタイミングを知っておく

もっとも注意したいのは、開催日とタイミングです。
集客力が高い曜日と時間帯があるため、それ以外だとせっかく開催してもなかなか見学に来てもらえません。
実際、開催したにも関わらず一人も見学者が来なかったというケースもありますから、曜日と時間帯には十分気を付けましょう。
おすすめの曜日は、上記で述べたように週末です。
祝日も効果的ですが、一番良いのは土曜・日曜の2日間になります。
ほとんどの方が休日なので、平日よりも人が集まりやすいでしょう。
時間帯は午前10時～午後6時までがベストです。
ただ同時期に近隣でイベントがある場合は、集客しにくくなるので開催を延期しましょう。
また、天気が悪い日もNGです。

室内を広く見せる

少しでも多くの方に興味を持ってもらうためにも、室内の様子は良くしておきましょう。
隅々まで綺麗にしたり、室内を広く見せるのも効果的です。
汚れがひどい場合はハウスクリーニングを利用するのも成功のポイントになります。
他にも綺麗にしておくと良い場所は、以下になります。

●玄関前
●ニオイ
●水回り

室内を広く見せることばかりに気が取られてしまい、玄関の掃除を忘れてしまう方は少なくないと言います。
玄関は家の入口ですから、ドアノブや外廊下など丁寧に掃除しておきましょう。
ニオイも気になる場所です。
家は住みはじめると入居者のニオイが染みつきますから、意外と気にする方は少なくありません。
とくにペットを飼っている方や、喫煙者はしっかり消臭しておきましょう。
ただし、香りつきの消臭剤は好みが分かれるので要注意です。
水回りも気になる場所のひとつになります。
部屋の印象を左右するといっても過言ではありませんから、隅々まで丁寧に掃除をしましょう。

チラシや看板の準備をする

何の予告もなしに開催しても集客は見込めません。
また、近所の方の迷惑になる場合もありますので、開催前に必ずチラシでお知らせをしておきましょう。
開催時には、エントランスや玄関に看板を出しておくと分かりやすいので安心です。
ちなみに、チラシには住むことでメリットになる点も書いておくと成功に繋がりやすくなります。
たとえば「駅近」「住環境が良い」「学校に近い」などです。
また、ご自身が住んでいて良かった点なども挙げておくと効果的でしょう。

管理会社に連絡をする

不特定多数の方が見学できるため、万が一の場合に備えて管理会社や管理組合などに連絡しておくことも大切です。
余裕がある方は、隣人の方にオープンルームを開催することも伝えておくとトラブル回避になります。

まとめ

いかがだったでしょうか？
マンションを売却するときにオープンルームを開催すると、集客の見込みが期待でき短期間で売れるようになります。
ある程度手間はかかりますが、成功すれば良い結果を残すことができるでしょう。
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