不動産を購入する際、頭金がある場合とない場合では、毎月の返済額が大きく変わってきます。
しかし、頭金はいくら用意すれば良いのでしょう。
また、頭金がゼロでも購入することは可能ですが、メリットやデメリットについて知りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、頭金はいくらぐらい用意すれば良いのか、また頭金ゼロで不動産を購入するメリットやデメリットについてもご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら不動産の頭金の目安はいくら?
まず最初に、不動産の頭金とはどのような意味があるのか、改めてご説明させていただきます。
そのうえで、頭金の目安やいつ支払うのか?ということについてチェックしていきましょう。
不動産の頭金とは?
不動産を購入する際、住宅ローンを組むのが一般的ですが、その際に自己資金から現金で支払うお金のことを頭金といいます。
単純にご説明すると、4,000万円の物件を購入する際、3,000万円分の住宅ローンを組んだとしたら、頭金は1,000万円ということになります。
頭金はいくら必要?
不動産を購入する際、登記費用や仲介手数料などの諸費用として物件価格の10%前後の現金が必要となります。
4,000万円の物件を購入する場合は400万円の諸費用というのが目安です。
物件価格の20%を頭金とすると、諸費用とあわせて物件価格の約30%の現金を用意するのが理想的といえるでしょう。
しかし、頭金ゼロで購入することが可能ということもあり、頭金の割合が減っていて物件価格の10〜15%程度が平均となっています。
頭金はいつ支払う?
不動産を購入する際、契約時に手付金を支払い、住宅ローンの融資実行までに頭金を支払うのが一般的です。
住宅ローンの融資実行と頭金の支払いによって、物件価格を全額支払ったうえで引き渡しとなります。
手付金との違いについて
手付金も現金で支払うということで、頭金と混同されがちですが、双方の性質は異なるのです。
頭金は物件代金の一部ですが、手付金は契約成立を証明するためのお金となります。
手付金を支払ったあと買主の都合で解約したい場合は、手付金を放棄することで契約を解約することが可能です。
また、売主の都合で解約する場合は、手付金の倍額を買主に支払う必要があります。
以上のように頭金と手付金とは異なる性質となりますが、解約されず契約が進んだ場合、最終的には物件価格の一部として充当されることがほとんどです。
つまり、手付金は契約時には契約の証拠金として扱われますが、残代金の支払いがスタートすると頭金の一部という扱いになります。
不動産の頭金を支払うメリット・デメリットとは?
頭金を支払うメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
また、逆に頭金を支払うことによって生じるデメリットについてもご紹介していきます。
頭金を支払うメリット
毎月の返済額を減らすことができる
頭金を支払うことで住宅ローンの借り入れ額を減らすことができます。
借り入れ額が低ければ低いほど、毎月の返済額を抑えられることが頭金のメリットです。
たとえば、3,000万円の不動産を購入した場合、住宅ローンの金利1%、借入期間35年としてシミュレーションしてみましょう。
●頭金ゼロの場合:月々の返済額は約8万5,000円
●頭金を500万円入れた場合:月々の返済額は約7万円
毎月、約1万5,000円の差はとても大きいといえます。
返済期間を短くできる
借り入れ総額を減らすことによって、月々の返済額を減らすことができるほか、返済額をそのままにして借り入れ期間を短くするという方法もあります。
現在は夫婦共働きであっても、子どもが生まれたりしてどちらかが働けなくなるというケースも考えられるでしょう。
支払えるときに多く支払って早く返済することで、将来の不安を和らげることができるのはメリットといえます。
頭金を支払うデメリット
次にデメリットについてもチェックしていきましょう。
頭金の払い過ぎ
頭金の支払い額が大きいほど、毎月の返済額を減らしたり返済期間を短くしたりすることが可能です。
しかし、頭金を支払いすぎることによってデメリットが生じる可能性もあります。
子どもの出産や進学はある程度予想できても、入院や親の介護などは予期せぬタイミングでやってくるものです。
貯金額のほとんどを頭金として支払った場合、突然の出品者に対応できないということも考えられます。
頭金は多ければ良いというわけではなく、住宅ローン開始後の生活も見据えたうえで金額を決めることが重要です。
購入時期が遅れる
頭金を貯めてから不動産を購入する際、なかなか貯まらず購入時期が遅れるということも考えられます。
まとまった頭金を貯めるまでに時間を要することで、年齢が高くなってしまい返済期間を長くすることができなくなるほか、住宅ローンの金利が上がってしまう恐れもあるのです。
また、希望する不動産の地価が高騰して物件価格が上がってしまうという可能性もあります。
購入するタイミングが遅れることでデメリットが生じる可能性もありますので注意が必要です。
また、現在賃貸物件に住んでいる場合、頭金を貯めるまでの家賃がもったいないともいえます。
住宅ローンの支払い額が、毎月の家賃より低くなるようであれば、頭金が貯まっていなくても購入した方が得策といえるでしょう。
頭金ゼロのメリットやデメリットについて
以前であれば不動産を購入する際、頭金を用意するのが当たり前でしたが、現在は金利が低いこともあり頭金なしでも購入することが可能です。
最後に、頭金ゼロで不動産を購入する際のメリットやデメリットについてご紹介します。
頭金ゼロで購入するメリット
負担が軽くなる可能性が高い
現在は超低金利といわれる時代です。
利息が少ないということは、貯蓄によって資産を増やすことは期待できません。
そのため、頭金を貯めてから不動産を購入するより、低金利のうちに購入したほうが負担が軽くなる可能性が高い場合もあります。
将来いつ金利があがるのかは予想できません。
そうなると頭金なしでは返済負担が大きくなりますので、今の時代は頭金ゼロで購入するメリットが大きいといえます。
現金を残しておくことができる
頭金ゼロのメリットとして、現金を残しておくことができるというメリットがあります。
頭金ゼロで不動産を購入する場合、頭金がないからというケースばかりではありません。
頭金として支払える現金があっても、あえて頭金ゼロで購入する方もいらっしゃいます。
低金利で住宅ローンを組めば利息が抑えられますので、あえて頭金を入れず万が一に備えて現金を手元に残しておくほうが安心という考え方もあります。
頭金ゼロのデメリット
金利が高くなる
頭金があるのとないのとでは、金利が変わる商品があるというのがデメリットとなります。
その理由として、金融機関は頭金がない=返済リスクが高いという見方をするからです。
返済リスクが高い方には金利をあげて少しでも回収したいというのが、金融機関の本音といえるでしょう。
オーバーローンのリスク
不動産を売却する際、売却価格よりローン残高が多いことをオーバーローンといいます。
頭金ゼロで不動産を購入した際、売却するときにオーバーローンのリスクがあるのがデメリットでしょう。
なぜなら、ローンの返済が始まってすぐは元本に充当される金額より金利に充当される金額が大きいからです。
借り入れ返済予定を見れば一目瞭然ですが、最初のうちは借り入れ残高の減少が緩やかとなっています。
まとめ
今回は、不動産の頭金について解説しました。
頭金を支払うことによるメリットも大きいですがデメリットももちろんあります。
また、頭金ゼロで購入することも可能ですが、同じくメリット・デメリットがあるのです。
頭金を支払うにしてもゼロで購入するにしても、メリットやデメリットをしっかり把握したうえで無理なく購入することをおすすめします。
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