不動産売却の際には、その物件のある地域がどのような街なのかを把握したうえで売却活動を進めた方がよりスムーズに売買契約の成立をおこなうことができます。
地域によってどのような物件に適しているのか、土地を売りに出す場合などにはとくに、考えられる使用用途を把握しておくことはとても重要な点と言えるでしょう。
今回は、大阪府の高槻市にある山側エリアについて、どのような地域なのかを地価などとあわせて具体的にご紹介していきますので、このエリアで不動産売却を考えている場合にはぜひ参考にしてみてくださいね。
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まず、高槻市の山側エリアは名神高速道路が走っていることでも知られていますが、基本的にはのどかな住宅が多い地域であると言えるでしょう。
高槻駅のあたりは商業施設などもあり活気のある雰囲気で、栄えていると言えますが、より北側の丘陵地と言われるような山の方のエリアは自然豊かで落ち着いて生活することができる地域です。
そのため、このエリアで物件を探している方は、子どものいる家族など、一戸建ての物件を建てるための土地を探しているといった方も多くいるでしょう。
この地域は駅の方面からは離れてはいますが、最寄駅となる高槻駅にはJRと阪急線の2つの路線が乗り入れていて、主要駅へのアクセスも比較的良好ですので、車を所有している場合にはとくにアクセスがよく住みやすいエリアであると言えるでしょう。
また、派手な飲食店などが少ない分、落ち着いた環境である上、幼稚園や小学校などがあるので、子育てに適した街であることも考えられます。
こういった環境であることを考えたうえで、とくに住宅ではなく土地を売りに出す場合にはどういった層をターゲットにするのかによって価格や売り方に変化が出てくるかと思いますので、参考にしてみてください。
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高槻市の山側エリアの住環境
物件や土地を売りに出す際、その物件の周辺にはどのような建物が建っているのかや、どんな環境で人々が暮らしているのかを把握したうえで売却活動を進めた方が、より効率的に、需要にあった宣伝方法で売ることができますよね。
実際にその街に行ってどのような環境なのか目で見て確かめることも確かに有効ですが、それでは労力がかかってしまうだけでなく、専門的な知識がないためどれだけ売却に活かすことができるのかを考えるとあまり効率がよくない方法と言えます。
街の住環境を知るためにできることはいろいろありますが、まずはインターネット上で検索をしてどの街がどの用途地域に属しているのかを調べてみましょう。
用途地域とは、5年に1回、それぞれの市町村ごとに更新されるもので、その地域がどのような建物を建てるのに属しているのか、商業施設や飲食店、または工場など、どのような建物が多い地域なのかを種類分けして設定しているものになります。
用途地域を知っていると、たとえば土地などを売却する場合にはどのような建物が建てられるのを前提に考えるのかで、売却の際に売りとなる表現も変わってくると言えるでしょう。
さて、今回ご紹介している高槻市の山側エリアの住環境ですが、このエリアの用途地域は第1種低層住居専用地域であるとされています。
第1種低層住居専用地域と突然聞いても、結局どのような地域のことを指すのかいまいちよくわからないという方も多いと思いますので、ここからはその地域の特色をご紹介していきます。
先ほどもご紹介したように、用途地域というのはその地域に建てることができる建物の種類を限定した種類分けのことを指しますが、今回ご紹介しているエリアの第1種低層住居専用地域とはそのなかでも一番制限の厳しい種類であるとされています。
低層住居専用、というその名のとおり、基本的には一戸建てなどの住宅が立ち並ぶ地域を想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。
他にも一戸建てや住宅向けとして考えられる用途地域の種類はありますが、この種類に分類される地域は全国でもほんの一握りであり、例を挙げるとすればコンビニエンスストアやスーパーマーケットも特定に決められた建ぺい率や容積率を満たしていないと建設できないとされており、住宅の場合でも、基本的には平家や2階建てまでが望ましいとされています。
もちろん、人が住む地域として最低限の学校や施設などは建設が認められていますが、それも定められた条件を満たしたうえで建てることになっています。
そのため、この地域は戸建て中心かつ、密集した住宅街というよりは開けた土地に敷地の広い住宅が点々と建っているような街を想像すると一番わかりやすいかもしれません。
山エリアという特質上、地形を考えてもあまり高層な集合住宅などの建物や、密集する住宅などは望ましくないことが考えられます。
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不動産売却で知っておきたい!高槻市全体の地価
ここからは、不動産売却価格を決めるのに大変重要な地価をご紹介していきます。
物件の売却価格を決めるとき、査定額も参考にはなりますが、基本的には周囲の類似した物件の相場を確認して同等の価格をつけることがもっとも有効であることが考えられます。
毎年更新される市町村別の公示地価をもとに、一般的にその地域でどれくらいの物件や土地が売れているのかを調べておくと良いでしょう。
令和3年度の高槻市の地価総平均は下記のとおりです。
●地価総平均 18万2,029円/㎡
●坪単価 60万1,750円/坪
●変動率 0.10%上昇
※上記の数字は高槻市の公示地価と基準地価の総平均を記載しております。
※参考:https://tochidai.info/osaka/takatsuki/
先ほども少し触れたように、実際に土地の売却をおこなう際には、専門家により、査定・見積もりを受けるのが一般的です。
そのため、これらの数字はあくまでも参考程度ということにはなりますが、変動率などもあわせて知っておくと、今の現状の価値と一緒に、これまでの推移や今後上昇するのか、それとも下降に向かっていくのかなどの予定が立てやすいと言えるでしょう。
高槻市全体と同様に、山側の地域の価値も上昇傾向にあります。
とくにJR京都線より北側、駅にも近く山側にも近い両方の良さを得られるエリアを中心に価値が上昇しています。
やはり治安の良さや、のどかさから、一戸建てなどの住宅を求める方が多いことが考えられます。
飲食店や商業施設が元々少なく、また用途地域の関係で今後建てられることも考えにくいエリアですので、将来的に考えてもわかりやすく価値が変動することは考えにくい、比較的安定した地域であると言えます。
近年はとくに、街の中心エリアから少し離れた場所や落ち着いた地域に移住する方も増加傾向にありますので、そこまで急激に価値が上がることはなくても、ある程度需要は増えていくことも考えられます。
もちろん、不動産売却は思い立ったタイミングですぐに行動に映るのも大切ですが、もう少しタイミングを見計らって高く売れそうなときに市場に出すといった方法もありますので、得をすることを考えた場合にも、こういった事前調査は必須事項であると言えます。
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まとめ
大阪府の高槻市にある山側の地域についてご紹介してきました。
一言で住宅街とは言っても、今回のように例外的なケースとも言える用途地域に分類されていることもありますので、やはり不動産売却の際には事前のリサーチが大変重要です。
そもそもの土地の価値の目安や、その地域で物件を探している方は何を求めているのかを知っておくことがスムーズな売却につなげる近道ですので、必ず確認しておくようにしましょう。
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