長い人生において、ライフスタイルや家族構成の変化によって、家が狭いと感じたり広すぎると思ったりすることもあります。
とくに年齢を重ねると広すぎる家は、お手入れやメンテナンスが大変だと感じることもありますが、この場合は減築という方法を検討してみても良いかもしれません。
ここでは、減築についてご紹介します。
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空き家を管理することになったら、そのままの状態でおこなうのも良いですが減築する方法もあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
減築をおこなうことで得られるメリットも多いからです。
また、空き家を管理する方だけでなく、現在暮らしている家を減築することもできますので、広すぎる家、不要に思う部屋などがある方も、是非検討してみてください。
家の広さや造りが自分にマッチしていると、管理しやすくなりますし生活しやすくなるからです。
減築にはどのような方法があるのか
減築は、自分の希望に合わせて家を変えることができるといったメリットがあります。
たとえば、2階建ての家であれば、2階部分を取り除いて平屋にすることもできますし、使わなくなった部屋を失くして、掃除をしやすくすることもできます。
また、家の広さそのものを小さくすることで、土地を今以上にゆとりをもって使えるようにすることも可能です。
土地にゆとりができれば、駐車場を増やすこともできますし、花壇をつくったり土を入れ替えて家庭菜園にしたりすることもできるでしょう。
家は、増築するイメージがある方は多いですが、反対に小さくできるといった想像がない方もいるようなので、多くの場合どちらも可能であることを前提に、どんな家が一番自分に適しているのかを考えてみるのも良いかもしれません。
おすすめしたい人とは
減築をおすすめしたい人は、家族の人数が減り、今後増える見込みがほとんどない方や、家の管理が大変になってきたと感じている人です。
管理とは、掃除やメンテナンスなども含みますが、防犯面などもあります。
隅々まで目がいかない状態だと、こういった心配も出てくる可能性がありますので、しっかり管理できる広さと間取りであることが一番安心ですし楽なのです。
とくに、2階建ての住宅は、年齢とともに階段の上り下りが億劫になってくることもありますので、2階部分を使う必要がない方などは、思い切って階段を使わなくても良い造りにリフォームしてしまうのも良いでしょう。
空き家の管理に減築をおこなうメリットとは
減築をおこなうことで得られるメリットは、管理がしやすくなったり、家の規模を小さくして土地を広く使えるようになったりするだけではありません。
このほかにもいろいろなメリットがありますので、家が広すぎると感じている方は是非前向きに検討してみてください。
空き家を解体してしまうと、固定資産税が上がってしまう場合もありますが、減築という手段をとることで、それを回避できる場合もあります。
光熱費を減らすことができる
家が小さくなれば、その分固定費の一つでもある光熱費を抑えることにもつながるでしょう。
部屋を暖めたいときも、涼しくしたいとも、家は小さいほうが光熱費はかかりにくいものです。
耐震性がアップする
2階建ての家を平屋にすると、その分軽くなるので耐震性が上がることが期待できます。
明るい家にすることも可能
リフォームによって、今よりも光が差し込む明るい家にすることもできるかもしれません。
また、家の規模を小さくすることで、お隣さんとの間を今よりも広くすることができる場合もあり、そこに魅力を感じる方もいます。
固定資産税を減らせる可能性もある
床面積が小さくなれば、その分固定資産税が減額になるので、そこもメリットの一つだと言えるでしょう。
減築をおこなうデメリットとは
減築にはいろいろなメリットもありますが、デメリットもあります。
どのような工事をおこなうかにもよるのですが、減築にはそれなりに高額な費用がかかることが予想されます。
柱や壁、屋根などの工事も必要になりますし、一坪あたりにかかる解体費用なども高くなる傾向があります。
これは、一般的な家全体を解体する場合と異なり、一部分だけを解体することになるため、手作業になることが理由です。
そうすると、どうしても工事に必要な作業員もたくさん必要になってしまうため、解体費用が高くなりやすくなります。
また、減築工事中は、そのままそこで暮らすことが難しいと考えていて良いでしょう。
そのため、工事が完了するまでの間、どこか別の場所で暮らさなければならないので、一定期間住める場所を見つける必要があります。
また、荷物などもそのまま置いておくことができない場合も多いので、移動させる手間もかかります。
場合によっては、工事した後に荷物が入りきらないことも考えられますので、これを機に断捨離するのも良いかもしれません。
このように、減築工事をすることになったら、いろいろな手配や労力も必要になりますので、ゆとりをもって計画を立てて進めることがポイントになります。
業者選びは慎重にする
減築に限ったことではありませんが、実績があり経験豊かなところに依頼することも大切です。
工事後も安心して暮らせるか、生活動線はどうか、不具合が出てくる心配はないのかといった、あらゆる面から見て、良いと思える提案ができるところを選ばなければなりません。
防水対策はきちんとしてくれるか、工事をおこなうことで光熱費が上がってしまうような心配はないのかなども要チェックです。
住みやすい造りにする
高齢者が暮らす場合は、減築を機に今まで以上に安全に暮らしやすいように造るのも良いでしょう。
たとえば、バリアフリーにしたり、車いすが動かしやすいようにドア部分を広めにしたり、引き戸にしたりするのもおすすめです。
空き家の管理に減築をおこなう場合どれくらいの費用が必要になるのか
減築をおこなう場合、気になるのがどれくらいの費用が必要になるかといったことだと思いますが、これはどんな工事をするのか、どれくらいの広さをおこなうのかなどによって異なります。
目安としては、1平米あたり15万円くらいですが、もっとかかる場合もあります。
足場が必要になる場合は、そのための費用もかかるため高額になる可能性もあります。
また、工事をおこなうことによって出た廃材を処理するための費用も必要です。
補助金が利用できる場合もある
省エネタイプのリフォームや耐震改修などもあわせておこなう場合は、補助金がもらえる場合もあります。
税金においてもメリットがある場合もありますので、調べてみてはいかがでしょうか。
ローンを利用することも可能
なかには、空き家を減築したいけれど、費用が足りるか不安という方もいるでしょう。
そんな方は、ローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
住宅ローンやリフォームローンなどがありますので、内容を比較しながら良いと思うものを選んでみてください。
なかには、60歳以上の方でも利用しやすいローンもありますので、きちんと計画を立てながら無理のない方法で進めてください。
まとめ
空き家がありどうしたら良いか迷っている方は、減築という方法も是非検討してみてください。
2階建て物件を平屋にしたり、不要な部屋を取り除いたり、規模を小さくしたりと、さまざまな方法があります。
減築することで、家の借りがしやすくなりますし、土地が広く使えるようになるなどのメリットもあります。
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