不動産を売却するとき、不動産会社に仲介を依頼して売却する方法と不動産会社に直接買取してもらう方法があります。
今回はそもそも不動産買取とはどういったものなのか、また仲介で不動産売却する場合とどう違うのか、さらに不動産買取のメリット・デメリット、不動産買取が向いている方についてもまとめてお届け!
今は売却する予定がなくても、マイホームなどを所有している不動産オーナーの方なら知っておいて損はありません。
いざというときのための基礎知識として、どうぞお役立てください。
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弊社へのお問い合わせはこちらそもそも不動産買取とはどんなもの?仲介とどう違う?
まず不動産買取とはどういうものなのか、また不動産仲介との違いを知るため、それぞれの概要を見てみましょう。
2種類から選べる!?不動産買取とは?
不動産買取とは、不動産会社がマンションや一戸建て、土地などの不動産を直接買い取る方法です。
不動産を売却する場合、不動産会社が仲介して買主を探すのが一般的ですが、買取では不動産会社が買主となるのが特徴。
買取された不動産は必要なリフォームやリノベーションを施したうえで、不動産会社所有の不動産として売り出されることとなります。
不動産買取は売主の希望によって、以下の2種類から選べます。
即時買取
不動産会社が不動産を査定し、すぐに買取してくれます。
不動産会社との契約が成立してから、遅くとも1か月程度で売却完了できるのが特徴です。
買取保証
当初、不動産会社の仲介で買主を探し、一定期間、売却に至らなかった場合に不動産会社が買取をおこないます。
買取保証を利用すると、不動産会社の仲介でより高く売れる可能性と買取で売却できる安心感を両立できます。
不動産買取に対して不動産仲介とは?
不動産仲介とは、不動産会社の仲介によって購入を希望する個人にマンションや一戸建て、土地などの不動産を売却する方法です。
不動産会社はチラシやインターネットに広告を出し、買主となる人を探します。
こちらの方法を選ぶと、買取よりも売却までの期間が長くなり、仲介手数料を支払うこととなります。
不動産買取と不動産仲介の違いとは?
上記の情報を踏まえて買取と仲介の違いをまとめると、以下のようになります。
●買主:買取/不動産会社 仲介/個人
●売却期間:買取/早期に売却が完了 仲介/売却完了までの期間が長い
●売却価格:買取/相場価格より安くなる 仲介/相場価格で売却しやすい
●費用:買取/仲介手数料不要 仲介/仲介手数料が必要
●内覧対応:買取/なし 仲介/あり
●契約不適合責任:買取/なし 仲介/あり
しっかりチェック!不動産買取のメリット・デメリットとは?
続いて、上記で見てきた内容から不動産買取のメリット・デメリットを具体的に見てみましょう。
不動産買取には多くのメリットがありますが、デメリットもあるので要確認です。
不動産買取のメリットとは?
メリット①仲介手数料が不要
不動産会社などの仲介で不動産を売却する場合、仲介手数料がかかります。
その点、買取では仲介手数料が不要なため、余計な経費を計上する必要がありません。
メリット②スピーディに売却できる
買主を探すために時間を要する仲介に比べ、不動産会社に直接売却する買取は売却までの時間がかからないのもメリットの1つです。
メリット③近所に知られず売却できる
不動産買取では広告やインターネットへの掲載が不要なため、近隣の人や知り合いなどに売却を知られる可能性が低いのもポイント。
売却の理由を詮索されたりすることがないので、余計な気を遣わずに済むのは意外に大きなメリットとなります。
メリット④内覧対応の手間が省ける
不動産仲介での売却では、購入希望者による内覧対応が必須です。
住みながら他人を家に入れ、気に入ってもらえるよう案内するのは、掃除や時間調整など事前準備も多くなかなかたいへん。
不動産買取を選択することで、こうした手間やストレスが省けるのはうれしいですよね。
メリット⑤契約不適合責任が免除される
契約不適合責任とは、不動産を売却した後、契約上合意のない欠陥が見つかった場合に売主が責任を負うというもの。
不動産買取では不動産会社が買主となるため、ほとんどの場合、契約不適合責任を免責として契約することができます。
不動産買取のデメリットとは?
デメリット①売却価格が低くなりやすい
不動産買取のデメリットとしては、売却価格が市場価格より安くなる可能性が高いことがあげられます。
不動産会社は買取した家をリフォームするなど費用をかけて売却するため、買取価格が抑えられるのは納得できるものともいえるでしょう。
デメリット②対象となる不動産が限定される
不動産買取では買取してもらえない不動産物件もあるので要注意です。
たとえば極端に需要が低いエリアにある不動産であったり、リフォームやリノベーションで対応できないほど老朽していたりする不動産物件は買取が難しいかもしれません。
またマンションより再販売するまでの手間がかかる一戸建てや土地の買取は、やや敬遠される傾向にあります。
あなたは買取派?仲介派?不動産の買取が向いている人とは?
最後に、上記の内容を踏まえて不動産買取がおすすめの人についてまとめてみました。
買取か仲介か、迷っている方は以下のチェック項目を目安にしてみてくださいね。
買取が向いている人とは?①手持ちの不動産を短期間で売却したい人
不動産買取がもっとも選ばれるポイントとして、すぐに売却完了できるという特徴があります。
たとえば「親から相続した空き家を早急に処分したい」「海外転勤のスケジュールに合わせてすぐにでも売却したい」など、所有する不動産をできるだけ早く売却したい人は、即時買取を選ぶとよいでしょう。
また売却したい時期がある程度決まっていて、期間に余裕があるようなら買取保証を選ぶのもおすすめ。
そのほか内見対応の手間や時間を省きたい人も、仲介より買取が向いているといえます。
買取が向いている人とは?②周囲に知られず不動産をすぐに売却したい人
マイホームなどを売却する場合、近隣の人や知り合いに売却しようとしていることを知られたくない場合があります。
不動産仲介ではチラシやインターネットで売りに出ていることが広く周知されるため、周囲の人に知られる可能性大。
その点、不動産買取では販促活動が不要なため、周囲に知られず売却したい人にはおすすめです。
買取が向いている人とは?③売れにくい物件を売却したい人
たとえば築年数が古い、立地が悪いなど、あまり条件のよくない物件を売却したい人は、買取を選ぶとよいでしょう。
また仲介で売りに出してから1年以上売れなければ、大幅に値崩れする前に買取に変更するのが賢明かもしれません。
デメリットの項でも触れたとおり、不動産の状態などによって買取を断られるケースもありますが、心配な場合もまずは不動産会社に問い合わせてみるとよいでしょう。
そのほか不動産売却に付随する契約不適合責任を負いたくない人も、買取が向いているといえます。
まとめ
不動産買取とはどういったものなのか、おわかりいただけたでしょうか?
不動産買取は不動産仲介より売却期間が短く仲介手数料がいらないなどのメリットがあるようですね。
不動産を売却するとき、人によっては仲介より買取のほうがメリット大の場合もあります。
もちろんその逆もありますが、買取に向いているか向いていないかを確認し、場合によっては買取を検討するのも大いにあり!
買取と仲介、ご自身の状況に応じて選べる2つの選択肢があることを覚えておくだけでも将来きっと役に立ちますよ。
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